2016年01月15日

野心について

▼25年前の今日1月15日、21歳の時に今のうちの会社を創業した。創業時の社名は「ラックスネットワーク」。知恵もカネもコネも担保も何もないが、たくさんの「運」と「繋がり」に恵まれるようにという願いを込めてLUCK(運)に複数形のSをつけて「LUCKS(ラックス)」と名付けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼東京で現場監督をしていた19歳の頃、仕事の帰り道に立ち寄った神楽坂にある本屋で偶然出会ったナポレオン・ヒルの「成功哲学」という本の‘思考は現実化する’という言葉に感化されて、自分の夢を具体的に思い描き人生の計画書を作った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼内容なとても幼稚ではあるけれども(苦笑)、この計画をもとに実行し今があると思っている。計画よりも5年前倒しして創業したのが25年前(1991年)の今日。私はまだ21歳。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼野心は大事。でもそれはただ持つだけではダメだ。具体的に、大きく、そして「健全」に育てないといけない。野心は心のエンジンみたいなもので、間違った方向に加速させると事故する。野心が大きければ大きいほど勢いあまって大きな事故につながる。だから健全さが必要。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼野心を持って夢を描き、事を起こすのは簡単で、期待で心を膨らませ、心は躍りワクワクして楽しいばかり。でもそのすぐあとに全く想定していなかった険しい道が(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼創業間もない頃は・・・

 

・取引先に騙される

・社員に裏切られる

・銀行に捨てられる

・同業他社にいじめられる

・地元商工業界の諸先輩方にはからかわれる

・無断欠勤が続く社員はアパートでアル中で死亡

・部下や協力会社や取引先から借金して辞めた社員

・うちの社員にヤミ金を紹介する下請け会社(借りる社員も社員だが)

・客先の倒産

・工事代金の未払い

 

などなど挙げればキリがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼でも、悪いことばかりではなく、たくさんの方から教えられ、助けられ、支えられ、励まされ、育てられて今がある。そして、なんといっても一番は社員のおかげ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼25周年を迎え、特別なセレモニーやイベントは一切しない。そんなことに時間は使わない。あくまでこれは一過点に過ぎないから。本当の正念場はこれから。目指すのは大きい会社でも長い会社でもなく歴史に残るカッコいい会社。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ↓今でも会社の私の机の横に掲げて保存してある19歳(1988年)の時に書いた実際の計画書(決して計画と言えるものではないが・・・苦笑)。19歳の時には日本の中心的な会社になるという野望から「日本中央株式会社」という社名を考えていた(苦笑)。

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