2017年03月28日

ティッピングポイントについて

▼先日、私が通う大学院のクラスの中でお奨めの本を読んだ。それは「ティッピングポイント(マルコム・グラッドウェル著)」という本。ついでにこの著者が書いた他の「逆転〜強敵や逆境に勝てる秘密〜」という本も読んでみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼ティッピングポイントとはあるアイディアや流行もしくは社会的行動が、敷居を越えて一気に流れだし、野火のように広がる劇的瞬間のこと。それには三つの特徴があるとのこと。

 

第一、感染的であるということ。

第二、小さな変化が大きな結果をもたらすということ。

第三、変化が徐々にではなく劇的に生じるということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼それは、これまでの流行や伝染病、世論、風評などは、いつも少数から一気に大多数へ凄まじいスピードで拡散するということ。ある段階までは静かに目立たず進行するが、ある一点を超えると臨界点のように取替えしがつかなくなり、誰も止められなくなる状態。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼この爆発的変化点「ティッピングポイント」には三つの原則があると書いてある。

 

・少数者の法則

・粘りの要素

・背景の力

 

 

 

 

 

 

 

 

▼この劇的瞬間、爆発的拡散を起こすのはいつもごく一部の人達で、それを分かり易く伝染病にたとえると、「少数者の法則=ウィルスを運ぶ人々」「粘りの要素=ウィルスそのもの」「背景の力=ウィルスが作用する環境」ということになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼この本あくまでも社会や世の中、外界、業界、地域や国レベルでの現象や出来事について書かれてあるが、私はこのティッピングポイントを会社や組織の中でも起こせるのではないかと考えた。会社や組織が一気に変わる瞬間、劇的に成長する引火点、速すぎて目に見えないほどの加速度、誰も止められない臨界点などだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼社内で、「ウィルスを運ぶ人々」「ウィルスそのもの」「ウィルスが作用する環境」は何かといえば、ウィルスを運ぶ人々=顧客、ウィルスそのもの=社長・社員、ウィルスが作用する環境=市場というところか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼これはもう一冊の本「逆転〜強敵や逆境に勝てる秘密〜」にも共通する部分があって、こんなことが書かれてある。

 

 

 

「圧倒的に不利な状況に置かれながらも、あえて戦う道を選ぶ姿は美しく、崇高だということ。勝ち目のない戦いに挑む精神は尊い(中略)そしてもう一つは、どんなに強くて大きい巨人にも、必ずどこかに致命的な弱点を持っているということだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼つまり、田舎の組織でも、たとえそれが弱小チームであっても、ウィルスのように「ティッピングポイント」を仕掛ければ、小さな変化で大きな結果を生み出すことができる、つまり小が大を制するということ。それは目に見えないほど超ミクロサイズのウィルスが一瞬にして大多数の人間に圧倒的影響力を与えるのに似ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼ウィルスというたとえが悪いが(笑)、社会や市場からは見えないくらい小さい組織でありながらも、大きなインパクトを与えられるような会社を目指したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓うちの屋上でテントを張ってBBQをしてみた。

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↓目的は屋上スペースの有効活用の実験(笑)

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↓意外と楽しい!会社の屋上でキャンプが出来るのは新鮮だった。

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↓片付けるのも簡単で、今度は実際に宿泊する予定。

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