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2018年06月10日
▼先月東京で、すごい人材を採用するための日経BP主催のプロジェクト「すごサイ」における新卒向けの会社説明のプレゼンをした。会社概要は私山田、営業部については井上、工事部について玉川、総務部については兼田がプレゼンした。
▼プレゼンのあとに主催者や講師、傍聴者からいろいろと質疑や感想、アドバイスを頂いた。その中の私に対する指摘で一番多かったのが「ジェスチャーが足らない」というものだった。あとから動画を見ると確かに正面で左手を右手の甲に添えたままでジェスチャーらしいものは全く無かった。
▼それと早口だったような気がする。もともと滑舌が悪い上にせっかちな性格ということもあり語尾や言葉尻も大雑把で丁寧ではない。自分のプレゼンの様子を動画で見ていると恥ずかしくて見れたもんじゃない(苦笑)。でも自分の癖がよく分かる。
▼なぜプレゼンの前にもう1回読み返さなかったのかと後悔した本がある。それは4月にある方に頂いて読んだ本「TED 驚異のプレゼン（カーマイン・ガロ著)」。この著者カーマイン・ガロは「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン(日経BP社)」の著者でもある。
▼P15「魅力的なプレゼンテーションは例外なく次の要素を備えている。�ヾ蕎陲冒覆┐�(聴衆のハートに触れる)、�¬椰靴靴気鮟个�(聴衆に何か新しいことを教える)、�５�憶に残す(聴衆が絶対に忘れないような形で見る）」
▼いくらうまくまとまった内容であっても、この三つの要素を含んでいないプレゼンテーションやスピーチは人間味を感じられず、そのスピーカーの人柄や魅力は全く伝わってこない。ある青年経済団体の出身者に見かけるパターンで、そつがないが個性もなく皆同じ人に見える。
▼かといって私が彼ら以上にスピーチやプレゼンテーションが上手いかといえばそうではない。私は早口だし滑舌悪いし歯切れも悪く語彙も乏しい(苦笑)。周りからよく「君は何を言いたいのかよく分からないが気持ちはよく分かる」と言われていた。熱量だけは伝わっているのだ(苦笑)。
▼P25「情熱は人から人へと伝播する事が科学によって明らかになっている」
P33「おもしろいことに聴衆と情熱を分かち合いたいという意欲を持っていると公の場やボスの前で本当に重要なプレゼンテーションをする時でもそれほど緊張しないことが多い」
▼私もこれまで何度もスピーチやプレゼンテーション、講演をしたが全く慣れない。何回やっても緊張するし毎回引き受けたことを後悔している。今でも言葉に詰まったり、頭の中が真っ白になったり内容を忘れたり間違ったりしている。でも実はそれは自業自得というものなのだ。
▼P117「ジョブスは1回のプレゼンのために何週間も前から何時間も練習することで有名だった。そしてついに世界一のカリスマ的経営者になった。ジョブスが苦もなく最高のプレゼンをしていたのは努力の結果であることに気付いていない人はあまりに多い」
▼そう、私には練習する時間や内容を考える時間が極端に少なかったのだ。音声の表現技術の基本要素は速度、声量、抑揚、間の4つと言われているが、私にとって声量以外の要素は練習によってしか身につけられない。練習しなくてもすぐに上達するような簡単なものじゃない。
▼P150「人前でプレゼンをする前にひどく緊張するビジネスパーソンはたくさんいる。いずれも何億ドルも稼ぐようなその道のトップレベルの人材だ。大切なのは緊張感を消すことではなく、うまくコントロールすることだ。できるまでできるフリをしなさい」
▼魅力的なプレゼンをするには原稿はもちろんのこと、いろいろな要素やスキルが必要だがそのほとんどが練習量に左右される。でも最も大切で重要であり基本中の基本がある。それはこれだ。
P340「ありのままの自分で堂々と率直に語ろう」
↓昨日6月9日に福岡へ行ってきた。大学院の先生や学友との集い。とても楽しかったし新しい出会いもあった。さすが博多だけあって食べるものが美味しい。私は右手人差し指の爪の皮が逆むげして気になって仕方ない(苦笑)。
↓自己紹介の場面。私はここでいかに自己紹介するかで今後の関わり方に大きく影響する(笑)。基本、私に対する第一印象は「怖い」か「とっつきにくそう」なのだ。
↓でもこの大学院で学んだ者同士、たとえ初対面でもすぐに仲良くなれるから不思議。それは高い志を持って同じハードルを越えて来た者同士だからだと思う。
↓二次会に行っても右手人差し指の爪の皮が気になる私・・・。情けない(苦笑)。
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