▼この度のワールドカップでは西野監督の采配に賛否両論いろんな物議を醸し出した。あのポーランド戦でのパス回しによる時間稼ぎの件。
▼Yahoo!が実施した意識調査では『ポーランド戦の終盤の「パス回し」戦略、評価する?』と題して5万人にアンケートを取っており賛否五分五分の結果が出ているという。どちらかが正しいとか間違いというものではない。
▼サッカーファンやサポーター、観る人の考え方、思い、試合やプレーへの期待などを考えると全く評価出来ない戦術だったかもしれないが、ワールドカップへ送り出すためにこれまで長きにわたり多額の資金を提供したスポンサーや、時間や労力を惜しまず心底協力したきた支援者からすれば高く評価したいところだろう。
▼私は高校時代に少しサッカーをしただけで(ほぼツッパリメンバーのチームだったが・・・苦笑)、ルールは知っているものの深夜まで待って試合を観るほどのファンでもなんでもないが、この度話題になった試合はあとから拝見した。
▼批判を恐れずに言うと、ポーランド戦でとった戦略よりも、4試合中、1勝2敗1引き分けという結果に多くの課題が残ると思う。会社にたとえると4年のうち1年黒字2年赤字1年とんとんというところだろう。これで社員は幸せになれるのだろうか。選手も同じこと。
▼チームも会社も勝ってなんぼ。勝敗の差は僅かかもしれないが価値の差は雲泥の差。戦術よりも結果を評価しなければ次への成長に繋がらない。
▼ただし、西野監督の采配について、サポーターからすると面白くない試合だったかもしれないが、私は西野監督はリーダーとしてとても難しい選択・意思決定をしたと思うし私なら出来ない選択だった。
▼私が西野監督を評価する立場でもなんでもないが、見習いたい点は二つ。一点目は西野監督が目的・目標を明確にし周りの批判を恐れず生き残ることを優先し決断したこと。二点目はその選択を選手に納得・理解させた点だ。
▼この度のポーランド戦を会社に置き換えると監督は社長、選手は社員だとする。社長は勝ち残る(生き残る)ことを選択しパス回し(嫌な作業・批判される行動)を指示したとしたら、果たして社員達がこの指示に納得・理解できるかどうか。
▼ここが勝ち残る会社とそうでない会社の別れ道だと思う。うちは前者であると信じている。
↓ボスとリーダーの違いを表した面白い画像を見つけた。私はリーダーでありたいと思う。