2018年08月15日

リーダーシップの原則について

▼先日、某独立系大手証券会社の支店長から薦められて読んだのが「アマゾンが描く2022年の世界〜すべての業界を震撼させるペゾスの大戦略〜(田中道昭著)」という本。同社内で全員に薦められて読んでみて反響が大きかったとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼読んでいる途中で内容や言葉使い、文脈がなんかこうビジネススクールの講師の言い回しに似ていると思って著者のプロフィールを見るとやはり著者自身もMBAホルダーで立教大学ビジネススクールの教授だった。読みながら著者に勝手に親しみを感じた自分が怖い(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼アマゾン創業者であるジェフ・ペゾスは管理職のみならず現場の社員全員にリーダーシップを発揮して行動するべきだという考えから「リーダーシップの14ヶ条」にまとめている。アマゾンのサイトでも「求める人物像」として公表しておりとても興味深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼ちなみにこの本の著者はこのアマゾンのリーダーシップの原則についてこう語っている。

 

P205「急成長を続ける企業には適しているといえます。しかしたとえば成熟した日本の大企業がこれらのリーダーシップスタイルをそのまま取り入れようといたらただ疲弊するばかりでしょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼うちは大企業ではないし、成長を続けるためにここで14ヶ条すべて紹介しておきたい。この「リーダーシップの14ヶ条(原文:Our Leadership Principles)」だけで今日のブログは終わってしまうが、決して横着しているわけではないことを付け加えておく(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Customer Obsession
リーダーはカスタマーを起点に考え行動します。カスタマーから信頼を獲得し、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合に注意を払いますが、何よりもカスタマーを中心に考えることにこだわります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Ownership
リーダーにはオーナーシップが必要です。リーダーは長期的な視野で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Invent and Simplify
リーダーはチームにイノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、常にシンプルな方法を模索します。リーダーは状況の変化に注意を払い、あらゆるところから新しいアイディアを探しだします。それは、自分たちが生み出したものだけには限りません。私たちは新しいアイディアを実行する上で、長期間にわたり外部に誤解されうることも受け入れます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Are Right, A Lot
リーダーは多くの場合正しい判断を行います。強い判断力を持ち、経験に裏打ちされた直感を備えています。リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Learn and Be Curious
リーダーは常に学び、自分自身を向上させ続けます。新たな可能性に好奇心を持ち実際に追求します。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Hire and Develop the Best
リーダーは全ての採用や昇進において、パフォーマンスの基準を引き上げます。優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために進んで人材を活用します。リーダーはリーダーを育成し、コーチングに真剣に取り組みます。私たちは全てのメンバーのために新しい成長のメカニズム(例:Career Choice*)を創り出します。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Insist on the Highest Standards
リーダーは常に高い水準を追求します。この水準は高すぎると感じられるかもしれません。リーダーは継続的に求める水準を引き上げていき、チームがより品質の高い商品やサービス、プロセスを実現できるように推進します。リーダーは不良を下流に流さず、問題を確実に解決し、再び同じ問題が起きないように改善策を講じます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Think Big
狭い視野で考えてしまうと、大きな結果を得ることはできません。リーダーは大胆な方針と方向性をつくり、示すことによって成果を導きます。リーダーはお客様に貢献するために従来と異なる新たな視点をもち、あらゆる可能性を模索します。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Bias for Action
ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すこともできるため、大がかりな分析や検討を必要としません。計算されたリスクをとることも大切です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Frugality
私たちはより少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Earn Trust
リーダーは、注意深く耳を傾け、率直に話し、人に対して敬意をもって接します。たとえ気まずい思いをする事があったとしても間違いは素直に認め、自分やチームの間違いを正しいと言ったりしません。リーダーは常に自分たちを最高水準と比較、評価します。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Dive Deep
リーダーは常に各業務に気を配り詳細も認識します。頻繁に現状を確認し、メトリクスと個別の事例が合致していない時には疑問を呈します。リーダーが関わるに値しない業務はありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Have Backbone; Disagree and Commit
リーダーは、賛成できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても例外ではありません。リーダーは、信念をもち、容易にあきらめません。安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミットして取り組みます。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼Deliver Results
リーダーは、ビジネス上の重要なインプットにフォーカスし、適正な品質で迅速にそれを実行します。たとえ困難なことがあっても、立ち向かい、決して妥協しません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓先日8月9日に招かれて初めて参加した「福山市立東中学校同窓会総会」。昭和37年卒からまたがっている縦会で大先輩ばかり。枝廣福山市長も東中OBとのこと。

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↓東中(通称どんちゅう)の歴史は古く、福山市で一番最初に開校した第一中学校。

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↓校歌斉唱からはじまり収支決算報告のあと初参加者として挨拶。ちょっと私の顔がヘン(笑)

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