2020年01月08日

与えることについて

▼この度『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代(アダム・グラント著/三笠書房)』という本を読み終えた。一言で言うと「GIVE&TAKEではなくてGIVE&GIVEが成功する」という内容。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼著者はビジネススクール「ウォートン校」で学校史上最年少で終身教授になったという優秀な組織心理学の研究者で、よくありがちが宗教的、倫理的、道理的、精神的な内容ではなく、膨大な実証研究の蓄積に裏打ちされた骨太な論理展開になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼私はまだまだ修業が足らないせいで、内容が充分に呑み込めず、少々モヤモヤっとした消化不良だったが、私なりに「頭」と「心」に留めておきたいと思った箇所を私の感想・解釈も含めて下記にご紹介したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼ちなみに、この本では人に惜しみなく与える人を「ギバー」、真っ先に自分の利益を優先させる人を「テイカー」、損得のバランスを考える人を「マッチャー」と呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P36:ギバーは「成功するのが先で、与えるのはそのあと」という一般的なやり方の逆を行き「先に与える人」こそが、あとで成功するのだと教えてくれる
※聖書の黄金律「すべて人にせられんと思うことは人にもまたそのごとくせよ」の意味合いに似ていると思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P59:成功しているギバーは、4つの重要な分野「人脈づくり」「協力」「人に対する評価」「影響力」で独自のコミュニケーション法を用いる。
※私の身近に思い当たるギバーがいる。確かにその方は他の人には無い独自のやり方で人脈作りや協力関係を築き、評価で人を伸ばし、好意的な影響力を持っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P76:テイカーは自分のことで頭がいっぱいなので三人称の代名詞(私たち)より、一人称(私)を使う。
※私も使う言葉が「私たちが・・・」より「私が・・・」の方が多いと思う。気をつけねば(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P94:カギは「リコネクト(再びつながること)」だ。これこそ、ギバーが最終的に成功することになる大きな理由なのである。
※ここはすごく分かる気がする!いくら出会いが多く、大勢の人を知っていても、いつでも再び会える、つながれる関係性でないと全く意味がない。知っているだけでは自慢にも何にもならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P132:成功したギバーは自分だけでなくグループ全員が得をするようにパイ(総額)を大きくする。
※この反対の人はよくいる。自分だけ得するようにパイを小さくして、目立たないように長く得られ続けるようにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P194:ギバーには自分の決断が同僚や会社に与える影響の方が重要なので、長い目で見てよりよい選択をするためなら、さしあたって自分のプライドや評判が打撃を受けても構わないと考える。
※私はとてもギバーの足元にも及ばないが、自分の評判や面子より会社や社員の評判を優先する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P229:売上トップの医薬品営業マンの条件はギバーであることなのだ。そして質問を介するゆるいコミュニケーションこそ、ギバーが成功する秘訣なのだ。
※医薬品営業マンの成功条件がギバーかどうか分からないが、成功している人に多い会話法が質問であることはよく分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼P286:より多く与える人は、より多く稼ぐようになるのである。
※ここはさすがにギバーも誰でも彼でも与えているわけではない。だとしたら単なるお人よしのおバカさん。間違いなく相手によるだろう。しかし案外、ギバーのまわりには「類は友を呼ぶ」の言葉通り、それに相応しい価値ある人が集まるのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼この本を読んで思ったのは金銭的なギバーになれなくても、行動でギバーになれるということ。恐らく強いチームはギバー集団だと思うし、チームワークとはギバーの結晶なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓先日開催された母校の福山市立東中学校昭和59年度卒業生同窓会。当日は同窓会ラッシュ。

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↓オリンピックの年に集まろうと決めて今回が5回目

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↓当時、大変お世話になった生活指導の上山先生

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↓僭越ながら閉会の挨拶は私が。

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↓21歳で創業した私はたくさんの同級生に助けられたし今でも助けられている。次回2024年1月3日、ここでまた会おう。

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