2020年03月09日

非常時の品格について

先週、広島から一人目の新型コロナウィルスの感染者が確認された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


その方はまだ若い妻子ある男性で自営業者とのこと。罹患したこと自体にも同情するが、それよりも風評や疎外に晒されているであろうことに強く同情する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

多分その家族や会社の社員の方たちは、最近の行動や移動先について追跡されていると思われる。恐らくプライバシーも何もないだろう。その子供はいじめられるかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どこか忘れたが、電車の中で咳をした人がいるだけで緊急停止ボタンを押す輩がいるぐらいだから、感染した方の周りにはもっと酷い仕打ちをする輩がいるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう非常時に、その人の本当の人間性というか品格が現れると思う。もし私が感染したら、周りの人たちがどういう態度をとるのか考えてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウィルスの致死率や感染率も従来のインフルエンザよりも低いと聞く。症状も大きな苦痛や高熱もなく比較的軽いとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世の中の殆どの人が、新型コロナウィルスに罹患することよりも、感染したことに対する風評や差別を恐れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちの社員に約束してほしいのは、会社や家族の中で、もし感染者が確認されたとしても冷静な判断と思いやりのある言動に尽くしてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶対に社内で批難や疎外は誰一人あってはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういう時こそ、うちのみんなは最強のチームワークで助け合い、励まし合わなければならないし、仲間とその家族を全力で守らなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして願わくば社外や家族以外でも感染した方やその周辺の方達にも、心ある態度で接してほしい。ここで人としての品格が問われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日頃からいくら綺麗事を誇らしげに言っていても、こういう非常時に人間性がよく分かる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この状況がいつか「コロナショック」と呼ばれるようになった頃、今の私たちの行動や態度を恥じることのないようにしておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓先々週末にうちの社内ボーリング大会を開催した一文字町のコロナワールド。名前が関係するかどうか別として、金曜日の夜にこれでは地方経済にも必ず影響を及ぼす。

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