2021年05月08日

マネジャーについて

当然だがプレーヤーとマネジャーは立場も役割も責任も違う。ただ、うちでは社員に責任を取らせたことは一度もないので、違いに実感がわかないかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

言葉の通り、プレーヤーとはプレイをする人、マネジャーとはマネジメントをする人のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポーツにたとえると、選手と監督というところだろう。「名選手、名監督にあらず」という言葉もあるぐらい、選手と監督の役割もプレッシャーも違う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この言葉を借りれば「名プレーヤー、名マネジャーにあらず」で、プレーヤーとして優れていてもマネジャーとしては劣るかもしれないし、プレーヤーとして劣っていてもマネジャーとして優れているかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プレーヤーとマネジャーのどちらが優れているかということではなく、向き不向きや得手不得手があるし、組織の目的を果たすための役割分担に過ぎない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもマネジャーは、プレーヤーに与える影響が大きいので、求められる役割や成果をしっかりと認識・自覚しておく必要がある。そのために参考なる本がこちら↓

 

 

 

 

『リーダーの仮面』「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(安藤広大著/ダイヤモンド社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創業者仲間が読んで感銘を受けた本ということで、私も読んでみた(うちの部長には全員配布した)。著者は識学の社長ということもあり興味深く拝読させて頂いた。下記に一部、ご紹介したい。※印は私の勝手な所感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P17:リーダーがフォーカスすべきなのは「5つのポイント」だけです。それが「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」です。
※このポイントは今読んでいる「一倉定の社長学」にも大きく共通する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P46:ポイント1「ルール」→場の空気ではなく、言語化されたルールをつくる
ポイント2「位置」→対等ではなく上下の立場からコミュニケーションする
ポイント3「利益」→人間的な魅力ではなく、利益の有無で人を動かす
ポイント4「結果」→プロセスを評価するのではなく、結果だけを見る
ポイント5「成長」→目の前の成果ではなく未来の成長を選ぶ
※ポイント2は重要で、根拠のないフラットな関係は、わがままや思い付きの行動を助長する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P91:チームが成長するかどうか。それはリーダーが感情的に寄り添うことをやめられるかどうかが鍵を握っているのです。
※これは上司の「彼は頑張っているから」とか「彼女が可哀そうだから」という一時的で無責任な感情が、本人の気付きや反省、改善の機会を阻害しているということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P195:いま、世の中には「自己評価」が蔓延しています。
※他の本にも書いてあったが「他者評価」が高い人ほど「自己評価」は低く、「自己評価」が高い人ほど「他者評価」が低いのが現実。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P268:仕事とは「仲良くやること」が目的ではありません。
※いくら社員同士が仲良くても赤字では全く意味がない。成果・利益を出して成長を遂げるためには摩擦を恐れたらいけない。私は対立はいけないが摩擦はいいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P287:いいリーダーの言葉は、遅れて効いてくる。
この言葉でこの本は締めくくられている。私の言葉もずっとあとになってそう思ってもらえるようにしっかりと気を付けたい。


 
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