2022年01月16日

型破りについて

一昨日、徳島でEOという起業家機構の月例会があり、そこで登壇した上場している仲間が成長するために大切なことは「ABC」だということ。












ABCとは「当たり前のことをバカみたいにちゃんとやる」ということ。あとからよそで教えてもらったのはこれにDを足して「できるまでやる」というらしい。













この言葉を聞いて「守破離」の言葉を思い出した。「守破離」の意味は下記の通り。


『剣道や茶道などで、修業における段階を示したもの。「守」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階。「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階。「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階』













私はこのABCとはまさしく「守破離」だと思った。教えられた基本的な当たり前のことをバカみたいにちゃんと忠実にやってこそ、新しいものが生み出せるのではないかと。














最近ではイノベーションという言葉がもてはやされて、これまで誰もやったことない、考えたこともないようなことをやるような意味に捉えがちだが、この言葉の本質も「守破離」だと思う。













イノベーションとは辞書で調べると「新機軸。革新」とある。でもこの意味の表面だけを捉えると「画期的で斬新」のような感じがするが、ここまで至る過程は「守破離」に違いない。














似たような言葉に「型破り」というのがあるが、この言葉も同じ意味で、本来の意味は「型を極めた者でなければ型破りになれない」ということ。














仕事もビジネスも同じで、ABCでないと守破離の域に達しないし「型破り」にはなれないのだ。














早くうちの会社を「型破りな会社」にしたいと思う。

 
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