2021年02月28日

トップ5%社員について

この度、読み終えた本『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣(越川慎司著/ディスカバー・トウエンティワン)』は面白かった。
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著者がクライアント企業25社のうち、人事評価「上位5%」の社員9000名と、そうではない95%の一般社員9000名の働き方を、定点カメラやセンサー、ICレコーダーを装着し、メールやパソコンの履歴までリサーチしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのリサーチ結果をAIを駆使して分析し「5%社員」の共通点や95%の一般社員との違いを抽出している。更にその結果を他社で実証実験まで行っており、かなり確度が高いデータだと言える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちのみんなにも期待を込めて「5%社員」を目指して欲しいので、ここに一部紹介したい。この本は後日、社員全員に配布したい。※印は私の勝手な所感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P2:働き方改革で目指すべきは残業を削減することでも有休を消化することでもありません。限られた時間の中でより大きな成果を残し、より多くの報酬や幸せを得ることです。早く家に帰れる人がすごいのではなくて、早く帰っているのに突出した成果を出し続けられる人がすごいのです。
※間違いない。「働き方改革」とは「働く人改革」でもあるのだ。働き方を決めるのも働く人次第で、会社はその機会や環境を作らなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P15:AIで18000人分析してわかった、ずば抜けた結果を出す人の五原則
原則1、「5%社員」の98%が「目的」のことだけを考える
原則2、「5%社員」の87%が「弱み」を見せる
原則3、「5%社員」の85%が「挑戦」を「実験」と捉える
原則4、「5%社員」の73%が「意識改革」をしない
原則5、「5%社員」の68%が常にギャップから考える
※定量分析されているのでかなり信憑性は高い。それぞれ詳しい内容やエビデンスは本書に記されている。私はこのうち原則2が出来ていない。どうしても弱みは見せられない性分なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P49:95%の一般社員は作業が終わった充実感に満たされ、「5%社員」は成果を残した時の達成感を目指しています。
※私は昔、誰かに似たような言われたことがある。「勉強不足は作業が増えて成果は増えず」5%社員の成果は勉強した結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P58:「5%社員」で定期的にランニングしている人の比率は95%の一般社員の3倍以上でした。
※健康的な体力作りにも余念が無い。またリフレッシュすることでメンタルのケアも欠かさないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P106:今回「5%社員」の調査を通じて私が学んだことは手順化することの大切さです。「5%社員」は成功した時に、その手順をまとめています。
※うちがISOの手順書に拘るのはこの理由だ。成功したことや失敗したことを手順書に反映させて、成功は再現を図り、失敗は再発を防ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P117:アンケートで「長時間労働を生み出す根源は何だと思いますか?」と聞いたところ、95%の一般社員は「朝礼」や「定例会議」など他責にする回答が81%となり自ら率先して改善していこうという心構えは感じにくいものでした。一方「5%社員」の回答は「失注」や「凝った資料の作成」など自分の行動を振り返る回答が69%と一般社員よりも3倍以上であったことが特徴的でした。
※長時間労働に限らず、失敗の原因なども他責や外部要因に求めていては成長しないし評価されない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P164:「5%社員」の発言回数は22%多く、発言の文字数は一般社員より27%少なく、発言時間は24%少ないのです。彼らの発言はいたってシンプルでストレートです。
※私が書記に会議中、それぞれ発言者と発言回数を記録させるのはこれを見極めるためだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P236:「5%社員」は自分の行動を振り返る習慣を持っています。少なくとも2週間に1回は自分の仕事内容とその結果を内省しており、95%の一般社員よりも9倍以上の頻度で振り返る時間を設けていました。
※これはとても大事なことだと思う。批判するのと内省するのとでは能力や成果に雲泥の差がつく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本を読んで、もし私が社員だったら果たして「5%社員」に入れるだろうかと考えてしまった。自省も含めてもう一度読み返したいと思う。


 
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