2022年02月12日

人生で一番大切なのは思い出つくりについて

今回、読み終えたのはタイトルも中身もインパクトが大きい『DIE WITH ZERO-ゼロで死ね-(ビル・パーキンズ著ダイヤモンド社)』という本。基本、貯蓄した財産はすべて使い切って死ねという内容。













この本も本棚にしまわずに机の上に置いておきたい本だ。本の中で私がノートに書き写した部分を下記に紹介したい。※印はあくまで私の所感。それぞれ読み手によって感じ方は違うので是非ご一読を。













P18:限られた時間の中で最大限に命を燃やす方法を考えなければならない。
※この本の中に自分の寿命をカウントダウンするアプリが紹介されており私も類似品をダウンロードして毎朝自分の人生の残り時間を秒単位で確認している。
https://apps.apple.com/jp/app/%E5%AF%BF%E5%91%BD%E6%99%82%E8%A8%88-%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AE%E4%BD%99%E5%91%BD%E3%82%92%E3%82%AB%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3/id878704370














P44:人生で一番大切な仕事は「思い出つくり」
※この言葉は仕事好きな私に対して、大きな後悔と課題を与えてくれた。これまで仕事に費やした時間は家族や自分の時間を遥かに凌駕するし、それを苦とも思っていなかったが、果たしてどれだけ思い出を作ってこれただろうか。私はこれから親愛なる社員に対して向き合い方を変えねばならない。














P58:金を得るのは人生を豊かにするためであることを忘れて、ただ稼ぐことばかり考えている人がいる。多くの人は何のために稼ぎ、金を貯め、投資するのかを忘れているように見える。
※長年、経営をしていると売上高や粗利益、経常利益、バランスシートなど、すべての行動や結果をお金に換算して考えてしまう。本来、稼ぎは社員や家族を幸せにするという目的を果たすためだ。














P70:莫大な時間を費やして働いても、稼いだ金をすべて使わずに死んでしまえば人生の貴重な時間を無駄に働いて過ごしたことになる。
※私には、まだまだ大した財産も稼いだ金も無いが、限られた人生の中で金を稼ぐために使った希少な時間は取り戻せない。稼ぐのがいけないのではなく稼ぐだけではいけないということ。














P126:親が財産を分け与えるのは子供が26〜35歳のときが最善
※私の3人の子供は26歳、25歳、23歳。分け与えるものは大して無いけれど、もうそろそろ検討しておいた方がよさそう。それがこれまで私が家族との時間を犠牲にしてきた償いでもある。














P153:今しかできない経験(価値のあるものだけ)への支出と将来のための貯蓄の適切なバランスを取ること。
※私の身近にいる大勢の経営者の中で、リスペクトしている方はこれが出来ているような気がする。四六時中一緒にいるわけでないが、間違いなく出来ているように見える。だから魅力的に見えるのかも。














P164:端的に言えば、まだ健康で体力があるうちに金を使ったほうがいい。金から価値を引き出す能力は年齢とともに低下していく。
※間違いない。特に50歳を過ぎると体力的にも機能的にも何かと減っていくものが多いし、明らかにパフォーマンスは下がっている。














P188:物事は永遠に続かず、いつかは色褪せ、消え去っていく。それを理解することで人は目の前のあるものにもっと感謝できるようになる。
※まさしく諸行無常とはこのこと。私は身近なことや人にもっと目を向けるべきだと反省した。














P220:老後にどれくらいの資産を最低限用意すればいいのか。私は「毎年の生活費☓残りの年数」の70%ほどをすすめている。
※なるほど。「残りの年数」の計算方法は単純に日本男性の平均寿命から現在の年齢を引いた数。私の残り時間は27年と303日。でもあと27年も生きたいとは思っていない。10年でも充分。














P243:デメリットが極めて小さく(あるいは失うものが何もなく)、メリットが極めて大きい場合、大胆な行動を取らない方がリスクとなる。
※年を重ねるにつれて、だんだんと大胆な行動を取らなくなってしまう。ある意味、それがリスクとなっているということ。これだけ進化の早い時代は特にそうだろう。














P258:最後に大胆に行動するための3つのポイントだけ伝えておこう。

一つ目はあなたがどれくらいリスクを取ろうがどんな大胆な行動に出ようが一般的にそれは人生の早い段階が良いということだ。

二つ目は行動を取らないことへのリスクを過小評価すべきでない。

三つ目は「リスクの大きさ」と「不安」を区別すべきだということだ。














私がノートに書き写した言葉はまだまだ多くあるがこのあたりでやめておく。ちなみにこの本のサブタイトルは「人生が豊かになりすぎる究極のルール」で、この本の言葉は間違いなく私の意思決定や行動に影響を与えるものだと思っている。

 
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