一)先週、ChatGPTの活用方法に関する勉強会に参加した。実際に使ってみて目から鱗が落ちるぐらいの衝撃だった。プロンプト次第では、まだまだ期待を大きく上回る活用ができそうだ。ちなみにプロンプトとはAIに対する質問や指示のこと。
二)税金に関することであれば今まで税理士に聞いていたが、ChatGPTに質問を投げかけると一瞬にして具体的な回答が得られた。またその回答に対して補足やグラフ、根拠などを求めると、またも一瞬にして要求した通りの回答が返ってきた。
三)また他にも人材採用に関して、うちにとってより効果的な採用方法について質問すると、これもまた一瞬にして、うちの会社条件に合った具体的な回答が返ってきた。採用だけにとどまらず、教育や人事に関しても具体的なアドバイスがあった。
四)試しに外科クリニックの建築費用の概算見積もChatGPTにお願いしてみたら、設計費から申請費まである程度具体的な金額の提示があって、実際と比較してもそんなに大きな開きがなかった。ただあくまでも概算なので実際には仕様や設計によっては大きく増減する。
五)マーケティングに関しても、うちの業界やターゲット、規模、商品、エリア、サービスなど前提条件に合わせた効果的なマーケティングについて、具体的に提案してくれた。またその提案に対して訂正や詳細を求めると気持ちよく答えてくれた(笑)。
六)弁護士に相談したいこともChatGPTに質問すると無料で分かりやすく答えてくれる。他の士業の専門家に相談していたこともChatGPTに質問すると一瞬にして答えてくれる。しかもこちらの前提条件や背景、状況を考慮した上で。
七)今朝の新聞ではAmazonとドラックストアが提携して処方薬のオンライン販売を開始するとのこと。これは医師のオンライン診察を促すことになるわけで、その様子を録画してAIに学習させれば、医師でなくてもオンラインでAIが診察、処方できるようになるだろう。
八)それでは私たちの業界でAIに取って代わられるものって何があるだろうか。まず設計やデザイン、積算、申請などはAIで十分対応できると思う。工事現場ではさすがにAIが作業するわけにはいかないので、当面は従来通りの施工方法が続くだろう。
九)しかし、車もAIが自動運転する時代だから現場での自動作業、自動施工もあり得る。現場でロボットでもできる作業って何があるだろうか。屋上の防水工事ならできそうだ。細部は難しいかもしれないが平面部であればある程度は施工できると思うので開発したい。
十)AIの進化は1年で10倍と言われているので、2年で100倍、3年で1000倍ということだから私たちの業界もここ数年で大きく変わることは間違いない。今は目の前にスマホがあるのにガラケーを使っているのと同じ状態。AIをどんどん活用しなければならない。
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