▼昔の古風なダメ経営者のこと、またはその経営手法のことを「KKD(勘・経験・度胸)」という否定的な言い方で軽蔑されていた。
▼21歳の時に創業した私も、ずっとトラックの運転手をしていた父から経営や商売について何か教わったわけでもなく、まさしくこの典型的な「KKD」だった。私の場合はそのKKDに‘妄想’を加えて「KKDM」だ(苦笑)。
▼そんな私はそのKKDM(苦笑)で、これまで25年間やってきた。私の周りを見渡すと二代目、三代目の社長は、生まれながらにして経営者としてのDNAを引き継いでいる。だから基本的に私とは資質が全く違うし、先代からたくさんの知識やコツ、経験、帝王学を継承しているので、失敗の数も限りなく少ないし、人脈の数も協力者の数も全然違う。
▼そんな長年のハンディキャップを埋めるために現在、経営学を学びにビジネススクール(グルービス経営大学院)へ通っている(なかなか付いていけてない・・・涙)。
▼でも先日、お会いした上場秒読みの企業の創業社長に言われた言葉に、少し救われた(苦笑)。
「勘、経験、度胸は大事。勉強して身につけられるものではない」
▼なるほど。確かにそうだ。勉強して身につけられるものじゃない。でもそれだけではダメだ。そのKKDを支える武器(知識)がないと。それはうちの業界であれば資格であったり検定や学位であったりする。
▼若い頃にやんちゃして全く勉強していなかった私も、資格の取得にはがむしゃらに取り組んだ。早起きする習慣も、この資格取得のための勉強時間を早朝に確保するために始めたことだった。今まで取得した主な資格は、
1級建築施工管理技士
1級土木施工管理技士
1級防水技能士
宅建取引士
2級建築士
管理業務主任者
2級福祉住環境コーディネーター
etc
▼現在、取得を目指しているのは「MBA(経営学修士)」。
▼自分の欠点や弱みを補うためには、常に学び続けないといけない。特に私のような若い頃に不勉強だった者は、いくら勉強しても勉強し過ぎということはない。最近はもっと早く勉強しておけば良かったと後悔するばかりだ。
▼だからうちの社員には後悔させたくないから、勉強を押し付ける。経験なんて時間と機会さえあれば誰でも積める。勘と度胸は身につけられなくても、勉強で補えるものだ。
↓先日1月27日、うちの東京営業所の室所長と二人で初めて参加した東京広島県人会の新年互礼会。場所は品川プリンスホテル。
↓約1000名の広島県人が集合。
↓多数の広島企業が協賛していた。
↓総会の様子
↓廊下には各企業の商品が展示されていた。
↓でも残念ながら広島県人のうち福山人はごくわずかだった・・・。