2020年07月11日

ベテランとプロの違いについて

この度、ファーストリテイリングの柳井会長に「これが私の最高の教科書だ」と言わしめた本『プロフェッショナルマネジャー 58四半期連続増益の男(ハロルド・ジェニーン著/プレジデント社)』を読んでみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ニューヨーク証券取引所のボーイから図書の訪問販売などを経て、ITT社(アメリカのNTTみたいな会社)CEOへ上り詰めた著者だけあって、歯に衣着せぬ論調には含蓄があり、ドライであまり笑顔を見せず常に厳しそうな柳井会長と印象が被るところがあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読み終えてみて、共感できる点も多かったが、果たして私に出来るだろうかと思うほど厳しいところも多かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総評としてこの本を読み終えて気付かされたのは「ベテランとプロは違う」ということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまりベテランとはその分野で多くの経験を積み重ねた人、プロとはその分野で知識と理論、技能・技術を持っている人で、前者は年齢に相関するが、後者は年齢に関係なく資質と努力に相関する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベテランだからといって、すべていい仕事が出来るわけではないし、相手の理解や納得が得られるわけでもない。なぜならばニーズよりも自分の経験を優先しゴールは相手の納得よりも自分の納得だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

反対にプロはニーズに応えるために理論的に考え、知識や技能・技術を駆使して相手の納得や共感・感動を得る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たとえるならば、アマチュア野球のベテラン選手とプロ野球の若手選手といったところか。以下に著書の一部を紹介したい(※印は私の勝手な所感)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P34:なんのかんのといっても、結局、会社とその最高経営者と経営チームは、業績(Performance)というただひとつの基準によって評価される。
※業績を問われないアマチュア野球と、成績と業績の両方を問われるプロ野球の違いに似ている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P54:「諸君がビジネスで成功したかったら、みずから選んだにせよ、めぐり合わせで身を置くようになったにせよ、自分が属する場所で上位20%のグループに入ることが必要だ」
※この中の「ビジネスで成功したかったら」という言葉を「プロになりたかったら」という言葉に置き換えることが出来る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P124:彼はなんら高等な理論や方式を用いることなしに、自分の基準を定めているのだった。その基準を満たさないと眠ることもできなかった。
※相手の基準や求められていることではなく、自分の基準に固執する点はベテランに多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして最後に著者は下記の言葉でこの本書を締めくくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P308:実績は実在であり、実績のみが実在である。これがビジネスの不易の大原則だと私は思う。実績のみが君の自信、能力、そして勇気の最良の尺度だ。実績のみが、君自信として成長する自由を君に与えてくれる。
※この中の「ビジネス」という言葉を「プロ」に置き換えても意味は通じるが、「ベテラン」に置き換えると違和感を感じるのは私だけだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちが目指すべき集団はベテラン集団ではなくてプロフェッショナル集団であるべきだと思う。年齢や経験、肩書、立場ではなく、感動や納得、実績、努力、適正を重視する集団である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓7月2日から1泊で那覇と石垣島へ現場視察に行ってきた。遊びに行ってきたを思われないようにここに証拠写真を掲載する(笑)。

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↓この度の視察目的である「ハリケーン・ファブリック・スクリーン」。

 大型台風の風圧や飛来物から建物を守る。ここは琉球銀行。

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↓ 海辺のレストランにも

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↓住宅にも効果を発揮している。

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↓今後、シバタ工業さんと共にこの商品を全国展開していく。

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2020年07月01日

上半期について

あっという間に上半期が終わった。怒涛の上半期だったような気がする。今日から下半期がスタート。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上半期を振り返ってみると、やはり一番インパクトが大きかったのは、今でも続いているコロナショック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで想像もつかなかったことばかりで、今後も強く記憶に残ると思うし、これからも大きなインパクトがあることは間違いないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これほどまでに仕事や生活、経済、文化、歴史に影響を与えたものは、ここ最近なかっただろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも今年1月から東京事業所で中途採用した石井さんが、当初1ヶ月の予定だった福山本社での研修期間を、コロナの影響で疎開を目的に5月末まで延長したことは、本社でしっかり研修が出来たという面では、いい意味でとても良かったと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じく1月から成長戦略を加速させるために、社内に新しい業務管理システムと労務管理システムと人事評価システムを導入。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当初は新しいことに対する社員のアレルギー反応やストレスもあり、現在も試行錯誤しながら運用しているが、遅かれ早かれやらなくてはならないことだと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また3月に『環境 人づくり企業大賞2019』の中小企業部門にて環境大臣賞を受賞できたことも印象深い出来事だった。大企業部門ではトヨタ自動車が同賞を受賞。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来はトヨタ自動車の社長と並んで小泉環境大臣から直接表彰されるはずだった表彰式も、コロナの影響で中止になったのは残念だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、これまでの当社のISOやSDGsへの取り組みや人材育成が評価されたのは、とても感慨深いものがあったし、自信にもつながった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月には昇格・昇給・異動もあり、社員の中には納得・満足出来ていない者もいたかもしれないが、そのあたりはまだまだ説明不足を反省しなくてはならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここ2ヶ月の間に子会社の設立やM&Aと2棟の不動産買収を決めた。おかげで5月のGW前後は意思決定にかなりのエネルギーを使った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな怒涛のような上半期だったが、売上は昨年対比では微増。これから下半期でしっかり巻き返していきたい。


 
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2020年06月04日

困難について

誰に薦められたか覚えていないが、昨年から積んであった本。しかし、偶然にもこのコロナウィルスという未曾有の困難な時期に読むのに最適な本だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは「HARD THINGS〜答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか〜(ベン・ホロウィッツ著・日経BP)」という本。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、読み終わってみて感想を一言で言うと「末期の会社の処方箋」のような感じ。訳者が冒頭の序文にもこんなことを書いている。読み始める前から読者の読む気が失せるようなことが書いてある。(以下、※印は山田の勝手な所感)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P1:吐き気と悪寒。本書を読みながら何度も何度も感じた症状である。読みながら経験したさまざまなことが頭によみがえってくる。
※この言葉は味わった者にしか分からないと思う。実際にこのあと本書を読み進めていくうちに私には意味がよく分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

著者のホロウィッツは、シリコンバレーのベンチャーキャピタルの創業者で、以前にもIT系の会社を創業して倒産直前にHPへ16億ドルで売却した経歴を持つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P94:スタートアップのCEOは確率を考えてはいけない。会社の運営では答えはあると信じなきゃいけない。答えが見つかる確率を考えてはいけない。とにかく見つけるしかない。
※創業時には誰に相談しても答えが違うので、かえって相談したことが仇になることもある。仮に相談したとしても最終的に自分で答えを出すしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P95:逃げたり死んだりしてしまいたいと思う瞬間こそCEOとしての最大の違いを見せつけるときである。(中略)戦士が常に死を意識し、毎日が最後の日であるかのように生きていれば自分のあらゆる行動を正しく実行できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P111:レイオフされる人たちの多くは、今後もあなたより会社に残る社員と親しく付き合うので、相応の敬意を払う必要がある。ただし会社は前へ進まなければならないので、謝りすぎないことも大切だ。
※私はこれまで業績を理由にレイオフしたことは一度もない。不正や違法行為により解雇したことはあるが、そういう場合は当然だが決して敬意を払わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P133:どの会社にも、命懸けで戦わなければならない時がある。戦うべき時に逃げていることに気づいたら、自分にこう問いかけるべきだ。
「我々の会社が勝つ実力がないのなら、そもそもこの会社が存在する必要があるのだろうか?」
※この言葉は経営者にとってとても重たい言葉だが、私は経営者である前に人として男としてこの言葉を強く胸に刻みたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P212:アンディ・グローブ(※インテル創業者)によれば「正しい野心家」というのは「会社の勝利を第一の目標とし、その副産物として自分の成功を目指す」ような人物だという。それに反して「悪い野心家」は「会社の業績がどうであれ自分の成功を目指す」ような人物だという。
※「正しい野心家」ばかり採用するのは難しいが「悪い野心家」を幹部に登用することは絶対ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P240:経験ある年長者を会社に迎え入れることは重大な危険を伴う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P306:平時のCEOと戦時のCEO

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この本を読み終えて、先日、地元のMBAが集った勉強会で、今回のコロナに最も影響を受けている業界の経営者が言った言葉が蘇った。その言葉は今でも強く私の脳裏に刻まれている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ビジネススクールで教わるリーダーシップとは平時のリーダーシップであって、有事のリーダーシップはその状況の中で自分で探さなければならない」

 


 
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2020年05月16日

怒り方について

以前、受講する予定だった「アンガーマネジメント講座」は新型コロナウィルスの外出自粛にならって断念した。ただし受講前までに読むことを求められていた数冊の課題本はすべて読んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3TAN(短気・単純・単細胞)な私にとって、どの本も耳が痛い言葉ばかりだったが、気づきや腑に落ちる点もたくさんあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その中でも分かりやすく書かれた本がこの本「怒らない伝え方(戸田久実著/かんき出版)」。書き留めたところは下記の通り(※印は私の所感)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P45:感情をうまく伝えられない人の5つの特徴
‥椶蠅髻崔か」や「何か」のせいにする
◆峽われたらどうしよう」と心配し過ぎてしまう
すべての人に好かれようとする
づ椶蠅鯲め込みある日突然怒りを爆発させてしまう
ジ世い燭い海箸魏燭任盡世辰討靴泙
※私自身は,鉢イ強いと思う。△漏催しないので当然も薄い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P53:感情を上手く伝えられる人の5つの法則
ー分にとってOKかNGかの境界線が分かっている
感情を伝える言葉の引き出しをたくさん持っている
自分の感情の取扱説明書を持っている
い箸には聞き流すことも出来る
ァ崋分の当たり前」に固執しない
※,亡悗靴討亙かっているつもり。ただしそれを相手に伝えるための△圧倒的に足らない(苦笑)。があったら苦労しないしい出来ないからイカってしまう。。。イ呂修Δ任發覆ぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

P72:怒らない伝え方 10のポイント
_燭魄貳峺世い燭い里はっきりさせる
⊆分の本当の気持ちを言葉にする
A蠎蠅凌由覆任呂覆、とった行動に注目する
っ躇佞垢觧は、何がどう変わって欲しいかを具体的に伝える
ァ峪笋呂海考えています」という言い方をする
Ω斥佞世韻任覆態度にも気をつける
Я蠎蠅搬佚の関係で伝える
怒りはキャッチボールで伝え合う
「自分が正しい」という気持ちで話さない
相手の怒りに過剰反応しない
※,亡悗靴討禄侏茲觚造蝓峪笋言いたいことは3つあって・・・」と前置きして伝えるように心掛けている。Δ蓮∋笋両豺隋普通の人よりも態度に出ていると思うので気をつけねば。┐砲弔い董◆峺斥佞離ャッチボールがドッヂボールにならないように」というコメントが印象深かった(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「短気は損気」と言われている通り、怒って得することは一つもない。ただ本書にも書かれてあったが、人間誰でも怒るし、怒るから人間らしいさが伝わることもあるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから怒ることがいけないのではなくて、怒り方が大事なのだ。怒り方をコントロール出来るようになりたい。


 
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2020年04月21日

言葉の使い方について

新型コロナウィルスが猛威を奮っている昨今、過ごし方や働き方、考え方が大きく変わってきた。いや、生き方そのものが変わってきたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

過ごし方については基本、人が集まってはいけなくなった。三密のうちの「密集」にあたる。これも人数の定義がないから曖昧だが、とにかく人と会うなということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから店頭に行かずに済むデリバリーやテイクアウト、宅配に注文が殺到していて、その影響でアマゾンも受注や発送をコントロールしているとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考え方も変わってきた。人と向き合ったり近づいたりすることに抵抗を感じる人が増えた。「向き合わない近づかない」がマナーのようになってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

働き方も随分変わってきた。以前はテレワークと言えば、都市部の満員電車や交通渋滞など過酷な通勤事情を緩和して、地球環境や従業員の負荷を軽減するためだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それが今では、会社で人と会わないようにするために、何ら負担もない車通勤がメインの地方でも導入されつつある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、都市部ではテレワークできない会社は三密状態の電車通勤を避けるために、社有車を貸与、もしくは燃料代を支給して自家用車で通勤させる会社が増えたとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どちらにせよ、人と会うことが不謹慎となってきている今となっては、会社としても印象と信用を汚さないために出来る限りの手立てを講じなければならない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただし、何でもかんでも「危機管理」や「安全配慮」の名の下に、無駄に他社がやっていることを鵜呑みするのではく、しっかりと効果や優先順位を考えて講じたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マスク着用、消毒、検温、飛沫防止などは当然だが、私がまず社内で強く行いたいと思うのは言葉の使い方や語彙力の強化。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜならば、テレワークやリモートワークが主になってくると、当然、メールや電話、FAX、SNSなどを使う頻度が高くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうなると相手には文字と言葉だけしか伝わらないので、言葉の使い方が違ったり、言葉足らずや誤字脱字があると相手に誤解されたり、不快感を与えかねない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今までは、そこを身振り手振りや顔の表情、口角、視線、声のトーンなどボディランゲージで補っていたが、これからはそうはいかなくなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからコミュニケーションやネゴシエーションは、細心の注意を払って取り組んでほしい。今後、向き合って話しをする機会が減る分、関係性も軽薄になり、一発のメールで関係が壊れてしまう恐れがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当のコロナ対策とは、どのようにして健全にコミュニケーションを維持し、関係性を強固なものにし、絆を深めるかにかかっている気がする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓この非接触型体温計も最近ではなかなか入手できないとのこと。毎朝朝礼時に全員を検温。

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↓この手の消毒液も現在入荷待ち。全社員の家庭に支給予定。マスクは支給済み。

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 ↓来客コーナーには可動可能なシールドを設置

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↓この屋上はフリーワークスペースに使用予定

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