
▼当たり前だが仕事は遅いよりか速いほうがいいに決まっている。でもこれも当たり前かもしれないが、自分の仕事が遅いのか速いのか、本人は分からない。誰かと比べられるか、あるいは誰かに「遅い」と言われて理解する。
▼仕事の質や量は速さから生まれるもの。遅いのと丁寧なのは全く意味が違う。仕事が遅いとお客様から能力が無いかやる気が無いかのどちらかに見られる。
▼以前、大手得意先の担当者の方が言われていたのは「見積を頼んで持ってくるのが遅い会社ほど見積が高い」ということだった。的を得ている言葉だと思う。
▼「遅い会社ほど見積が高い」のはコスト競争力が無いか、やる気が無いか、処理能力が無いかのどれかだ。無い無いづくしだ。もし他社よりも高い理由や何らかの競争優位性があれば別だが、基本、同じ内容、同じ条件、同じ仕様なのに他社よりも遅くて高いということは、お客様からするとその会社に魅力を感じない。
▼飲食店も同じことが言える。料理にしても飲み物にしても注文してから持ってくるのが遅い店というのは料理も大したことないし味も大して旨くない。あくまで私の偏見だが派手な飲食店ほど店員のレベルも低く対応も遅い。優先順位が全く違うのだ。
▼私達の仕事も飲食店と同じようにお客様から見られていることを自覚するべきだ。私達の仕事は、飲食店のように直接お客様と向かい合って提供する仕事ではないので、「遅い」と言われた時には10分とか30分とかではなくて、もうすでに1週間とか2週間遅いということだ。
▼私の身の周りで仕事がよく出来る人に共通していることは、
・依頼したことへの対応が速い
・返事が早い
・メールの返信が早い
・回答が早い
・初動が早い
・決断が早い
・反省、訂正が早い
▼私が思うに仕事が遅い人というのは、仕事に長い時間かかっているのではなくて、動作が止まっている時間が長い。つまり何もせずに考えてばかりいるか、もしくは他の関係ないことをしているか、そうでなければサボっているか、忘れているか。
▼本来、人間が持つ体の機能や細胞の数、脳力に大きな差はない。あるのは考え方の違いだけだ。何をやるべきか、何を優先するか、何が目的か、何が大事かを考えて選択して行動すること。仕事が速い人と遅い人の差はこれだけ。
▼私は取締役の猪岡部長と初めて出会った時にこう言ったのを覚えている。
「やるべきことさえちゃんときっちりやれば、喫茶店で休もうが昼寝しようが私は全く構わん」
▼やるべきことをちゃんと速く終わらせて、あとはやりたいことをした方がいいに決まっている。仕事とはそういうものだと思うし、その方が速く成長する。うちではそうありたい。
▼これはFacebookの創業者マーク・ザッカーバーグの言葉だ。
「“Done is better than perfect.” 完璧であるよりも、終わらせる方がいい」
↓一昨日2/13、この度、小野田の現場で大変お世話になっている協力会社の社長と部長へ御礼と親睦を兼ねて防府へ。井口に駅まで迎えに来てもらい駅近くの焼き鳥屋でその社長、部長と食事を。
↓社長、部長、井口とは話がとても弾み、時間もあっという間に。最終便にギリギリ間に合った。井口はこのあと車で約一時間かけて小野田まで。
↓徳山駅で乗り換えた新幹線は貸し切り状態。それが気持ちいい。