2018年03月19日

学習する会社について

▼成長している会社とはどんな会社のことだろうか。具体的な指標とは売上なのか、利益なのか、または社員数なのか、それとも拠点(店舗)の数か。会社や業界、経営者によってそれぞれ違うだろうし、何が正解とかは無いと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▼私が考えている会社の成長とは「社員一人当たり粗利益」の増大だ。売上ではなく粗利益(付加価値)。なぜならば、いくら売上が増えても利益が少なければただの貧乏暇なし、社員数が必要以上に多くては利益が増えても社員へ充分な分配(報酬)や還元(福利厚生など)ができない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▼それでは成長するためにはどうすればいいのか、どうすれば「社員一人当たり粗利益」が増やせるのか。計算上は必要最低限の人数で売上を上げてコストを下げれば実現できるが、そんな単純で簡単なものじゃない。理屈で言えば経験を積めば積むほど知識も増えて仕事の要領やノウハウが分かりスピードや効率も良くなるはずだがそうはいかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼そう、成長するとは経験や知識を積むだけではなく変化しなくては意味がない。いくら豊富な経験や知識を持ったとしても考え方や行動が変わらなければ成長しているとは言えない。成長するとは間違いなく変化すること。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▼変化するためには学習しなくては。経験だけではなく学習だ。学習(インプット)→変化(アウトプット)→成長(ゴール)。学習とはそのためだけに自分一人だけの時間を作り、本を読んだり大切なことを聞いたり書いたり覚えたりして、自分で学び、考え、習い覚えること。偉い人の話を聞くだけでは「知る」「気付く」だけであり学習とは言えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼学習とは頭の中で汗をかくこと。深く考えること。あるプログラマのブログにこんなことが書いてあった。
「頭の回転が速い人は、一体何が違うのだろう?それは、考えることをずっと続けているかどうか、ではないだろうか。考えようとして考えるのではなく、ずっと考えていると、考える力がつく」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


▼「ずっと考えてなかった人が、いざ考え事をしようとしても、そう簡単には考えられない。だから、回転の速さに差がついてしまう。長距離を走ったこともない人が、いきなりマラソン大会に出場したからといって走りきることも、まして速く走るなどできないだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼「無駄になるかどうか関係なく、色々なことを考えながら生きていく癖をつけておくことが、考える力を伸ばすことに繋がる。考えていることを言語化できるかどうか、これも頭の回転の一部と言える。モヤモヤと考えているだけの状態は、ただの悩みに過ぎない。言語化することで考えとして成立するし、その考えへの反論も考えられるし、考えに考えを重ねて行くことで考えを深めていくことが出来る」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼「だから思考は言語に制約を受ける。多くの言葉を知っている方が思考を広げやすくなるだろう。インプットはそのためにある。慣れないうちは、メモでもなんでも、考えを書き出してみると良いだろう。書き出す際に言葉にすることで、モヤモヤした液体や気体のような考えを、固体にして取り出すことができる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼学習するとはそういうことだと思う。成長するためには変化しなくてはならない。変化するためには学習しなくてはならない。私が考えている成長する会社の前提条件は「学習する会社」。変わることへの抵抗感を拭い、常に考え、学び、変わり続けよう。時代やビジネスのスピードは今より早くなることはあっても遅くなることはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓これは先週土曜日3/17に開催したうちの月例会議「カッコいい会議」 の様子。報告・検証する会議から考える会議へ移行中。

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↓会議のあとは続いて月一の社内研修会「カッコいい研修会」。研修委員会が毎回内容を企画して開催。この度のテーマは「不適合処理について」

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