2019年07月25日

クライシスマネジメントについて

▼先日の某社の記者会見の話題が絶えない。私は基本、テレビを見ないがSNSやネットでもこの画像や動画の投稿が多く見受けられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼このことについて、どちらが良いか悪いかなどどうでもいいことだし、それをここで述べたところで何の意味も無く無駄なことで、人様に迷惑をかけていることには変わりない。ただ一点だけ言わせて頂くと、そもそも謝罪する相手は誰なのか、会見の目的は何なのかということ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼双方の記者会見はどちらも詐欺被害に遭われた方々や、この度の騒動でスポンサーやテレビ関係各社など迷惑や損害を被った会社に対する謝罪が非常に薄かった。聞いてどうでもいいような内部のやりとりや、保身的な同情を買うような感傷的なことばかり目立っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼しかし、この会見を報道しているのも視聴率を上げてなんぼのテレビ局なので、実際の会見もかなり長時間におよび、内容も面白そうな部分だけを切り貼りしてまとめているので実際の雰囲気や真意は分からないし、半分以上は報道する側の意図を反映しているものと考えた方がいいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼私が卒業したビジネススクールではこういった事態にどう向き合うべきかクライシスマネジメントも学んだ。クライシスマネジメントとは会社の継続や存亡を左右する危機的状況が起きた場合の対処方法のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼リスクマネジメントとクライシスマネジメントの違いは、前者は起こりうるトラブルや危機をどう予防するか、後者は起きてしまったトラブルや危機にどう対処するかということ。事前対応と事後対応の違い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼あの某社の騒動を業種業界は違うけれど、仮にうちに置き換えた場合、まず何がどうであれ、迷惑や損害、不快感を与えてしまった方々に全社一丸となって謝罪し、再発防止策を講じて二度と同じことを繰り返さないことを強く約束しなくてはならないと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼説明もあの会見のように「誰がこう言った」「こう言ったらこう言われた」「悲しかった」「ファミリーだ」など内輪のことなどどうでもよくて、今後のことについて誠心誠意、正直に述べるべきだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼でも、やはりこういうことは当然起こらない方がいいに決まっている。社内のコンプライアンスやガバナンス、モラル、ポリシー、システム、コミュニケーションなどありとあらゆる面で、普段から会社としての姿勢や取り組み、行動が問われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▼あとは潔さが大事かと。私の理想の仕事は「清く、正しく、カッコよく」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↓皇居にある日本史上最強の武将と言われた楠木正成像。知れば知るほど憧れるカッコいい武将だ。

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↓上の写真は楠木正成公が正面を向いている姿だが、実はこの銅像はこちらが裏側で下記の写真のように後姿が正面とのこと。

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