新型コロナウィルスが猛威を奮っている昨今、過ごし方や働き方、考え方が大きく変わってきた。いや、生き方そのものが変わってきたのかもしれない。
過ごし方については基本、人が集まってはいけなくなった。三密のうちの「密集」にあたる。これも人数の定義がないから曖昧だが、とにかく人と会うなということ。
だから店頭に行かずに済むデリバリーやテイクアウト、宅配に注文が殺到していて、その影響でアマゾンも受注や発送をコントロールしているとのこと。
考え方も変わってきた。人と向き合ったり近づいたりすることに抵抗を感じる人が増えた。「向き合わない近づかない」がマナーのようになってきた。
働き方も随分変わってきた。以前はテレワークと言えば、都市部の満員電車や交通渋滞など過酷な通勤事情を緩和して、地球環境や従業員の負荷を軽減するためだった。
それが今では、会社で人と会わないようにするために、何ら負担もない車通勤がメインの地方でも導入されつつある。
一方、都市部ではテレワークできない会社は三密状態の電車通勤を避けるために、社有車を貸与、もしくは燃料代を支給して自家用車で通勤させる会社が増えたとか。
どちらにせよ、人と会うことが不謹慎となってきている今となっては、会社としても印象と信用を汚さないために出来る限りの手立てを講じなければならない。
ただし、何でもかんでも「危機管理」や「安全配慮」の名の下に、無駄に他社がやっていることを鵜呑みするのではく、しっかりと効果や優先順位を考えて講じたい。
マスク着用、消毒、検温、飛沫防止などは当然だが、私がまず社内で強く行いたいと思うのは言葉の使い方や語彙力の強化。
なぜならば、テレワークやリモートワークが主になってくると、当然、メールや電話、FAX、SNSなどを使う頻度が高くなる。
そうなると相手には文字と言葉だけしか伝わらないので、言葉の使い方が違ったり、言葉足らずや誤字脱字があると相手に誤解されたり、不快感を与えかねない。
今までは、そこを身振り手振りや顔の表情、口角、視線、声のトーンなどボディランゲージで補っていたが、これからはそうはいかなくなる。
だからコミュニケーションやネゴシエーションは、細心の注意を払って取り組んでほしい。今後、向き合って話しをする機会が減る分、関係性も軽薄になり、一発のメールで関係が壊れてしまう恐れがある。
本当のコロナ対策とは、どのようにして健全にコミュニケーションを維持し、関係性を強固なものにし、絆を深めるかにかかっている気がする。
↓この非接触型体温計も最近ではなかなか入手できないとのこと。毎朝朝礼時に全員を検温。
↓この手の消毒液も現在入荷待ち。全社員の家庭に支給予定。マスクは支給済み。
↓来客コーナーには可動可能なシールドを設置
↓この屋上はフリーワークスペースに使用予定