本来、作業着とは肌や身体が汚れないように保護するためだけではなく、ケガや感電、火傷しないようにするために着用するもの。
また会社も、社員の命や健康を守るために安全配慮義務を負っている。だから全員に支給する。
作業着だからカジュアルな私服やスーツのように決してカッコいいものではない。ましてや一人ひとりの好みやこだわりに合わせるわけにもいかない。
でも就業中は、たとえイヤでも似合わなくても会社が支給する作業着を着てもらわなければ困る。作業着なら何でもいいというわけではない。
なぜならば、それぞれ自分が好みのデザインや色の作業着を着ていると、現場や社外では、どこの社員なのか、どこのスタッフなのか、見分けがつかず識別できない。
分かりやすく言えば、もしサッカーやラグビーでみんなのユニフォームがバラバラだと、敵か味方か瞬時に見分けられず判断を誤るのと同じだ。
ヘルメットや安全帯など保護具も同じ。広い工事現場などで遠くから自社の仲間を探すのにヘルメットや安全帯、作業着の色などはとても重要だ。
みんなは(特に女性は)ヘルメットや安全帯などの着用を嫌がったり面倒くさがったりするが、運転中のシートベルトと同じで、自分の命を守るためだと思って潔く諦めなくてはならない。
これは仕事中の義務でありルールだ。たとえば仕事と思わず試合と思い、練習と思わず常に本番だと思えば腑に落ちるはず。
とはいえ、時代の流れと共にアパレル素材の品質や機能、デザインも進化しているので、その時代に沿って作業着も見直さなくてはならない。
会社のブランディングという意味でもイメージやコーポレート・アイデンティティなどにも大きく影響する。
というわけで、創業以来30年間ずっと、あえて汚れが目立ち易いように限りなく白色に近いシルバーグレーにこだわってきたが、実は今年の年末に創業30周年を節目に作業着をリニューアルする。
念のため、みんなから作業着のデザインを募ったが、応募がなかったので私が決めた。決めるのに半年以上かかった。
これを機にグループ会社すべて同じ作業着に揃える。同じユニフォームを着ることでより一層団結力が養われることを期待している。
One team is one uniform!
↓先日、手相の写真を送ってほしいと言われて撮った私の右手の手相
↓これは左手。よく変わった手相だと言われる