うちの社名「LUCKS(ラックス)」は、私が21歳の創業時に「金も無く、コネも無く、担保も無いが、幸運(GOOD LUCK)にはたくさん恵まれるように」と願掛けてLUCKに複数形のSを着けて「LUCKS」と名づけた。1991年のこと。
翌年の1992年にラックスネットワーク有限会社として設立し、1997年に株式会社化する折に「ラックス建設」に社名変更しようと思ったが、当時地元の老舗建設会社の社長から、うちが社名に「建設」をつけようとしていることを非難された。
それは当時のうちが、防水や外壁改修の「専門工事会社」だったからということもあるが、それよりも「下請け会社」だったからという理由の方が強かったと思う。
ひょっとするとあの社長は、私のような若輩者が「建設会社」を名乗ることで地元建設業界の評判を落とすのではないかと思ったのかもしれない。なぜならば当時、あの社長は地元業界団体の会長もお務めだったから。
それで仕方なく「建設」の英訳である「コンストラクション(CONSTRUCTION)」をつけて「ラックスコンストラクション株式会社」とした。
ただ、この「コンストラクション」という言葉、当時は馴染みが薄く、なかなか覚えてもらえず「ラックスコーポレーション」や「ラックスコンチェルン」などとよく間違われた(笑)。また周りからも社名が長いから覚えにくいとも言われていた。
それで仕方なく、その6年後の2003年に「株式会社ラックス」として社名を短く省略した。
あれから17年が経ち、来年1月1日から「ラックス建設株式会社」に社名変更する。「ラックス建設」への社名変更構想から23年。この社名は念願の社名なのだ。
建設業界で、若輩者の私が創業して今年で30年が経ち、創業時よりいくらかは「建設会社」を名乗ってもいい程度の実績と信用は作れたと思っている。
それに「ラックス」だけでは何業か分からないのと、ネットで検索してもシャンプーやリンスの「LUX」ばかりが上位に挙がるので、うちのホームページにたどり着くまで時間がかかっていた(笑)。
しかし「ラックス建設」で検索してみると、ほぼ上位はうちの情報で埋め尽くされる。それならば「ラックス建設」に社名変更するメリットはあってもデメリットは無いと考えた。
これからも建設業界で生きていき、建設業を通して社会や地域に貢献していきたい。しかし、既存の建設業界に迎合する気は毛頭無い。
建設会社らしくない建設会社を目指す。それは脱・建設業ではなく超・建設業だ。
↓最近やっと飛行機の便も復活してきたので利用している。これは空から見た雲海
↓西側から見た富士山。右半分が雪に覆われている。
↓反対の東側からみた富士山。当然ながら左半分が雪に覆われている。富士山もいろんな角度から見ると姿も違う。